六次産業化の取り組みの多くが失敗する理由

5月にブログの更新がぽっかり空いていましたが、その理由は農林水産省の外食産業等と連携した農産物の需要拡大対策の補助金に申請するため、申請締切日直前まで書類作成に追われていたからでした。

このような申請が初めてだったので、勝手がわからないことだらけで、いろいろな方に助けていただきました。本当に様々な出会いに多謝です。

さて、言い訳を兼ねて書いておきますと、私は補助金の類いが嫌いなのと、事業はリスクマネーでやるべきだと思っているので、これまで補助金は避けてきました。

しかし、この補助金が最終顧客に接している企業向けであって、これまでの一次産業者向けの六次産業化補助金ではなかったので、これは意味があると思ったので申し込みました。

弊社なら補助金の何倍もの経済効果を生み出せると思っています。

六次産業化が失敗する理由

さて、これまでいろいろな地域を回って、いろいろな六次産業化の取り組みを見てきました。

失敗している取り組みを見たり聞いたりして感じたのは、一次産業の視点に立った取り組みだとダメだということです。つまり、例えばある農産物を加工して売るというのが、その地域や農産物にとって新規性があったとしても、最終的な顧客にとって新規性がなければ受け入れられません。

六次産業化という題目は消費者にとってほぼ無価値です。重要なのは、直接的に消費者とコンタクトがとれ価値を伝えることができるかどうかだと思います。

そういう意味で、もし国が農業振興を考えているのであれば、最終顧客に接している企業で、生産者に対しても真摯に向き合える企業に対して、サポートすべきだと思っています。

感覚的にですが、最近はみんなわかってきて、餅は餅屋として各レイヤーの企業/団体が提携する方向に向かっている気がします。

さつまいもNo1企業に向けた一歩

上記に書いた補助金は、生産者との栽培契約が必須となっています。
弊社が直接的にさつまいも栽培を行うのはまだ先の話になると思いますが、大きく本格的な取り組みとしては初なので、これを機にさつまいもNo1企業に向け一歩踏み出すことになりそうです。