起業家に一番必要なスキルは情熱を持ち続けること

要はたいていの起業家には情熱が無いのです。
情熱が無い、というと言いすぎかもしれませんが、欲望は感じても情熱を感じないのです。

最初の会社を作ったとき、特にこれという事業を決めずに立ち上げたので、とりあえずなんでもやってみようと、「こういうのをやっている会社はないだろう(少ないだろう)」と思いついたものには色々手を出しましたが、やり始めると意外と似たようなことをやっている会社が多いことに気づきます。
一応、事業プランが思いつくということは、そのことに対する思いや知識があるのですが、とことこやるぞ!という情熱まではないので、先行者に勝てないなーと思うとやる気をなくす…というのが、最近の頃は続いていた気がします。

同じぐらいの時期に起業した人も何人かいますが、ほとんどの人は会社をたたみました。
中には最初から「情熱が足りないので、長続きしないなー」と感じる人もいましたが、事業がうまくいかないと情熱は消費されてなくなってしまうものだと思うのです。
自分もお金がつきかけたときは、ほんと情熱がなくなりかけました…

では自分はなぜ会社を作ったのかと言われれば、僕にしかできない仕事があると考えたからです。

自分が事業をやるうえで取り入れたい軸は「IT×食・農業×海外」の三軸です。
「自分にしかできないことというのは一体なにか」ということを考えた結果、この三軸を組み合わせれるのは自分しかいない…と思うに至りました。
食・農業についてはひとつの解として、幼少のころからの夢だった「さつまいも」に特化しています。ここにITと海外をどう組み合わせていくのかが、さつまいもカンパニーのこれからの鍵となっています。

広い意味で言えば、これも個人の欲望と言えなくもないです。しかし、これは会社を経営する以外の他の手段では決して満たせることのできない欲望です。

起業する人って自分勝手な部分がありますよね。
ある意味、個人の欲望(情熱と置き換えても良い)に、他人を巻き込んでいくわけで。
ただ、巻き込まれるのが好きな人がいるから世の中は成り立っているわけで。

起業家に必要なのは情熱。情熱さえあればなんとかなる気がします。
日々、内なる情熱を燃やし続けながら、目標に向けて進んでいきます。

文中の引用元:情熱は最も貴重な財産である