さつまいもカンパニーのビジョンとミッションについて

さつまいもカンパニーのビジョン(目指すこと)とミッション(やること)を再定義しました。
設立記念イベントでめに自分の半生を振り返り、改めて自分が農業に対して抱いていた思いを再認識し、それをさつまいもを通じて実現しようとしていたことに気付きましたので、それを反映したものになります。

◆ビジョン◆
さつまいもによる人々の生活の質の向上と社会および環境の課題解決を目指します

◆ミッション◆
1)さつまいもとさつまいもを愛する人が継続的に活躍できる場を作り出す
2)他の企業や個人と積極的に協業することで新しい付加価値を共創する
3)事業活動を通じ、人とさつまいもの両方の発展に貢献する

ビジョンについて

以前のビジョンは「皆様にさつまいもを通じて、幸せな食卓と健康的なライフスタイルを提供する」でした。詳しくは以前の投稿を参照してください。これらは新しいビジョンにおいて、生活の質の一部として含まれています。

以前の内容だと、さつまいもを食べることだけにフォーカスしていますが、例えば、さつまいも掘りやさつまいも料理教室を通じた体験、さつまいも自体やさつまいもに関する文化やお菓子を知ることなど、直接食べること以外にもさつまいもを通じて生活の質の向上を図れるのではないかという考えがありましたので、今の言葉に変更しました。

次に社会については、私が農業の世界に事業として関わるようになり一番感じたことは、生産と消費が離れてしまっていることです。消費者と生産者、あるいは流通など、様々な人々がつながり、お互いの立場を知っていくことを、さつまいもという作物を通じて実現したいと思っています。
また、さつまいもは世界中の国で食べられており、それだけさつまいもにまつわる食文化があることになります。日本の次は、世界中の人々が交流をもつことができるのではないかと考えております。

最後に、環境については、私自身が農業の勉強を志したのが、砂漠化や食糧危機の問題です。さつまいもは救荒作物として環境適応能力が高く、栄養価も高いため、将来の食糧問題に役立つと考えています。

ミッションについて

さつまいもが好きで事業をしている人は多いですし、これからさつまいもに関わる事業をしたいという人にもたくさん会いました。ただ、食という分野は参入障壁が低い代わりに、事業継続が難しい分野です。それゆえに諦めてしまう方も多い。
弊社だけでは影響範囲は限られますが、さつまいもに関わる人をサポートすることで、さつまいもを多くの人に知って、届けてもらうことができると考え、一番目のミッションに定義しました。

次に、弊社はまだまだなんの実績もない会社です。またヒト・モノ・カネといったリソースも限られています。そのような中では、他業種も含めた巻き込みにより、新しい価値を生み出していくしかありません。
幸いにも、私にはこれまでの社会人経験や経営大学院を通じたネットワークがあります。これらのネットワークをうまく活かして、これまでのさつまいも業界にはない、新しい取り組みを作り上げていこうと思っています。

最後は当たり前のことを定義しました。
人がいないとさつまいもは食べられなくなってしまいます。さつまいもも新しい品種や食べ方・利用方法を開発していかなくてはいけません。両方の発展を願うことが、人と食べ物の良い関係を生み出すと思っています。

以上、ビジョンとミッションについて、その考えも一緒にお伝えさせていただきました。
バリュー(行動指針)は以前と変わらず、「さつまいもの魅力と可能性を追及し続ける」です。
ブログをご覧の皆様、今後ともさつまいもカンパニーをよろしくお願いいたします。