インドへサツマイモ視察に行ってきた件は、以前ブログにてお伝えさせていただきましが、その際に持ち込んだ日本のサツマイモ加工品と比較のためのお菓子を現地で食べてもらったアンケート結果が届きましたので、ご報告させていただきます。
アンケート結果
持ち込んだお菓子のうち、紫芋タルト、干し芋、安納芋グラッセは賞味期限の関係で、アンケート結果は取得できませんでしたが、その他のお菓子については22名(20~40歳、男性9名+女性13名)の方に食べていただき、5段階評価をつけてもらいました。
早速ですが、結果は下記の表の通りです。単純にスコアの平均値を計算しています。
お菓子名 | 評価平均スコア |
芋けんぴ | 4.45 |
さつまいもチップス | 4.27 |
かりんとう | 3.95 |
らくがん | 3.89 |
甘納豆 | 3.84 |
黒棒 | 3.61 |
羊羹 | 2.50 |
さつまいも菓子が上位独占
さつまいもを使った2つのお菓子が1位と2位の評価を得ることとなりました。また、羊羹を除いて全体的に高評価です。
特に芋けんぴは一人の方が3をつけた以外は4または5をつけていて、どの人も芋けんぴよりも評価が高いお菓子はありませんでした。(3をつけた人は他のお菓子も3の評価)
インド人はディープフライ&甘いお菓子が好きという情報からも、やや予想通りの結果ではありましたが、さつまいもを揚げて作る菓子の販売は当たる可能性が高いと確信しました。私が向こうで作ったカリッと揚げた大学芋が高評価だったことが裏付けられた気もします。
お菓子にも健康を求める
お菓子を選ぶ基準はなんですか?と聞いたところ、「健康に良いもの」と答えた方が6名いらっしゃいました。(一位は「以前食べて美味しかったもの」で10名でした)
干し芋は甘味料なしでも甘いお菓子なので健康に良いイメージを出せばインドで売れるのではないかと考えていましたが、他の食感が軟らかいお菓子が全体的に低評価なのがネガティブに感じています。
干し芋の評価を知りたかったんですが、今回は残念でした。
インドでさつまいもビジネス
インドは年中暑いから大学芋は売れないという話を以前聞いたことがありますが、アンケート結果から考えると、十分に売れる可能性は高いと確信しました。
インドのサツマイモは糖分が少なそうだったので、芋けんぴなどの揚げて作るものに向いていると思われますので、現地調達で事業を構築できそうなのも良いですね。
インドの雰囲気はあまり好きにはなれなかったので事業をやろうという気を失っていましたが、アンケート結果を受けてインドでさつまいもスティック(芋けんぴ風)やチップスを移動販売で売ってみることも、再度検討したいと思います。