さつまいもオタクと呼ばれたい

専門バカになるな、オタクになれ
最近、読んだ本にこのような言葉がありました。
専門バカの特徴を本から引用すると、

・得意な専門ジャンルが存在する
・その専門ジャンル以外には興味がないので別ジャンルのことは学ばない
・むしろ別ジャンルについては知識がないにも関わらず軽蔑して価値を認めずバカにする

これを「オタク」と呼ぶのではないの?と思うかもしれませんが、オタクはこういう専門バカ的要素を含みつつ、自分の仲間を増やそうとするのが違うところで、これが「布教」するということです。
つまり「オタク」は消費するだけではなく広めようとする行動をとり、熱く語りがちです。ここが一般の方に敬遠される要因だと思います。

世界を変えるのはオタク

さつまいもにも専門家と言われる方々がいらっしゃいます。
専門家はその担当分野について極めることが第一なので、専門知識は誰よりも深いですが、普及活動や啓蒙活動といった情報発信にはあまり興味がない方が多いと感じます(やろうとしてもできないという面もありますが)。

いろいろな会合に出たり、話を聞いたりすると、毎回なんらかの新しい発見があるぐらい、さつまいもも知らないことだらけです。
ただ、自分が知らないことだからこそ知ろうという態度は常にもっていて、知らないことは興奮の源泉であります。

私は今から専門家にはなれませんし、いわゆる専門家の方とは担当する任務が違うと思っています。
これから先のさつまいも産業を盛り上げていくには、オタク気質が必要で、「さつまいもの魅力と可能性を追及し続ける」ことを誓った自分にはピッタリの言葉だと思います。

さつまいもオタクを増やす

格好良く言うと、感性だけではなく面白さを理解できる「理性」と、その理性を支える大量の知識を教養として活かす力「知性」が備わっていることが、オタク気質だと思います。

サツマイモに関して、新商品などの話題がメディアで取り上げられることはあっても、産業について取り上げられることはないため、問題に感じないかもしれませんが、ご多分に漏れずさつまいも産業も様々な課題を抱えています。

これからは、自分だけでさつまいもの魅力と可能性を発信するのではなく、さつまいもオタクと呼ばれる人(呼ばれたい人)を増やすことが、さつまいも産業を振興していくのに必要なことだと思い、このような活動に着手していきたいと思います。