先週ベトナムに行ってきました。
日本から持って行った干し芋を友人にあげたところ、本人よりもお父さんが「美味しい、美味しい」と食べてしまったそうです。日本と同じくシニア層のウケがよいのでしょうか。日本での値段を聞いて驚いていましたが。
最近の干し芋事情
理論的にはすべての品種で干し芋を作ることが可能です。
ただ、収穫量や加工のしやすさなどの理由により、昔から玉豊という品種が主流で、地方によっていずみや少し前に紹介した隼人芋などの品種でも作られていますが、生産量は多くありません。
しかし、近年、干し芋加工技術の向上や消費者の好みの変化により、現在は紅はるかを使った干し芋が国内で多く生産されるようになってきています。
玉豊の干し芋に比べるとかなり甘くて美味しいのと、白い粉をふきにくいのがうけているのでは?と思っています。
ただ、手がべとつくのが難点なので、ここは工夫する余地があるなと思ってます。
干し芋は海外でも
そんな干し芋ですが、海外での人気も上がってきているそうです。
さつまいもが自ら生成した糖分だけで、砂糖など余計な糖分が入っていないのに、甘くて美味しいというところが、世界的な健康ブームを受けて受けているそうです。
もともと戦時中、兵士が移動中に手軽に栄養補給ができるように配給されたという逸話があるぐらいなので、自然災害時の栄養補給にももってこいです。
また、このプロジェクトのように、アフリカ地域でさつまいも加工品として作られるのも増えてくるのではないかと思っています。(アフリカ地域はさつまいもの生産量自体は多い)
元居酒屋店員のアフリカBOPビジネス奮闘記|長谷川竜生(はせがわたつお)のブログ | お客様はアフリカ人!長谷川竜生のチャレンジ日記です。
日本の伝統菓子である干し芋が、世界中で食べられるようになる日も近いのではないかと思っています。