これからの干し芋産業を考える

先週土曜日に女子栄養大学駒込キャンパスで開催された、いも類研究会主催のさつまいも産業振興研究セミナーに参加してきました。

今回は「干し芋産業を考える」というテーマで、
幸田商店・鬼澤宏幸社長による「干し芋ビジネスの最新事情」
おいもや・関谷夕佳社長による「干し芋販売を考える」
の講演が行われました。

干し芋ビジネスの最新事情

干し芋を健康食品として八百屋さんではなくドラッグストアーで販売し、健康食品としての位置を定着させたこと。中国から品質的には少し落ちるものの、比較的低価格の製品を導入して販売したことなどが話されました。

中国や韓国ではいま非常に干し芋が人気で、スーパーのひとつの棚をすべて干し芋で埋め尽くされているところもあるそうです。

また、干し芋は無添加であることが健康食品としてのウリになっているポイントなので、カビの問題は大きいそうです。

干し芋販売を考える

おいもやでは販売チャネルを主に通販に絞っていて、楽天市場などでいかに自社製品を目立たせるかなどのノウハウと、お客様にサツマイモに親しんでもらうための「おいも畑オーナー制度」などいろいろ工夫していることが話されました。

おいも畑オーナー制度は前々からやりたいなーと思っていたので、伺った話を参考に事業を考えたいと思っています。

干し芋食べ比べ

試食コーナーでは様々な商品が並べられていました。
品種による味の違いは食べ比べてみないとなかなかわかりにくいことですが、実際に食べ比べてみると食感や後味などが大きく違いますね。
個人的にはシルクスウィートの干し芋が美味しかったです。

海外製品は少し硬くて繊維質なところが気になりました。
まあ一昔前の日本の干し芋もそうだったと思うので、年々美味しくなっていくと思います。