さつまいもの育種と加工のマッチングを考える

12月はもろもろ忙しくて、2週目以降はほとんど更新できませんでした。
正直なところ、11月末から12月頭にかけて、怒涛の更新を行ってやや息切れしてしまった面もありました。
12月上旬にさつまいもが関わるイベントに二つほど参加してきましたので、新年最初はその振り返りレポートから始めさせていただきます。

1つ目は、12月10日に品川にて農林水産省主催で行われた「第2回 品種マッチングミーティング」です。米・麦・大豆・いもを中心に、品種育成者が優れた特性を持った品種について実需者等へ直接説明を行うことを目的としています。

さつまいもでんぷんかアントシアニン(紫さつまいも)用途が多いです。
さつまいもストアで販売中の山川紫から、様々な紫さつまいもが育成されてきたことがわかりました。

パープルスイートロードは名前のわりにはあまり甘くないですよね?と聞いたら、品種登録された当時は紫さつまいもとしては甘いほうだったということで、今は他の紫さつまいも品種のほうが甘いのでは?というお話でした。

クイックスウィートはやはり肥大化してしまうのが難点とのこと。

全体的な傾向ですが、米、小麦、サツマイモは粉にしてから加工原料として使用してもらうことが多くなっていますね。
米粉とサツマイモ粉をミックスした商品は作ってみたいと考えているので、サンプルでもらった粉をもとに、家で試作してみているところです。